古印体の印鑑

古印体こいんたいの印鑑見本や、古印体の特徴について解説しています。 目次より、確認したい項目を選んでください。

古印体:個人印鑑のデザイン

フルネームの古印体 見本

上田さくら 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
上田さくら

高橋真太郎 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
高橋真太郎

佐々木真奈美 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
佐々木真奈美

張仲景 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
張仲景

森一郎 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
森一郎

野口英世 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
野口英世

野口英世 個人印 右横書き 古印体
【←】右横書き
野口英世

野口英世 個人印 左横書き 古印体
【→】左横書き
野口英世

エドワード ジェンナー 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
エドワード
ジェンナー

Edward Jenner 個人印 左横書き 古印体
【→】左横書き
Edward Jenner

苗字の古印体 見本

高橋 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
高橋

高橋 個人印 右横書き 古印体
【←】右横書き
高橋

佐々木 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
佐々木

佐々木 個人印 右横書き 古印体
【←】右横書き
佐々木

森 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き

野口 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
野口

野口 個人印 左横書き 古印体
【→】左横書き
野口

野口 個人印 右横書き 古印体
【←】右横書き
野口

張 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き

名前の古印体 見本

さくら 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
さくら

さくら 個人印 左横書き 古印体
【→】左横書き
さくら

エドワード 個人印 縦書き 古印体
【↓】縦書き
エドワード

エドワード 個人印 左横書き 古印体
【→】左横書き
エドワード

Edward個人印 左横書き 古印体
【→】左横書き
Edward

結衣 個人印 右横書き 古印体
【←】右横書き
結衣

古印体(こいんたい)とは

古印体の特徴

野口英世 個人印 縦書き 古印体
  • 印鑑専用に作られた日本独自の書体です。
  • 字面に墨が溜まったような表現や、欠け・途切れなどの特徴的な味わいがあります。
  • 一般的な認印は古印体で作られることが多く、親しみやすい書体です。
  • 古風な見た目ながら非常に読みやすい字体です。

古印体の歴史

古印体は、奈良時代の寺社印が起源と言われています。
隷書体れいしょたいをベースに、丸みを加えた日本独自の印鑑書体です。率直ながら古朴典雅な味わいがあり、当時の日本人のおおらかさが現れた作風です。
これが大和古印やまとこいんとも呼ばれ、現在の古印体の基礎になっています。

古印体は独特の欠け・途切れや墨だまりの表現がありますが、これは古代~中世に行政官であった国司らが用いた「銅印」の文字を模したためです。
銅を鋳造する際に、金属が行き渡らなかったり、角に墨が溜まるために生じる独特の線の強弱を再現しています。

近代の古印体の作者に、畑河雄はたがわゆう(天保14年生まれ)という方がいます。
明治時代に入ると印鑑の重要性を痛感し、偽造されにくい書体は何かとの考えに基づき、古印体の独特な表現を取入れて、一つの書風を作り上げました。以後この作風を好む人々が増え、印鑑書体のひとつとして広く定着しました。

現在、古印体は可読性が高いという認識から、「偽造防止には可読性の低い書体を使うべき」という風説がありますが、本来の古印体は、独特な表現から偽造されにくさを追求した書体であったのです。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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