印鑑の彫刻名はフルネーム？苗字？名前？

印鑑の彫刻内容

印鑑を作成するとき、印鑑に刻む文字を決める必要があります。
そのときに悩むのが「フルネーム」「苗字のみ」「名前のみ」のどれで作るべきか？です。

結論からいうと、フルネーム・苗字・名前のどれで作ってもOKです。
ただ、印鑑を長く使っていく上で、後悔しないように気を付けるべきポイントもいくつかあります。

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セキュリティ面・デザイン面からみるメリット・デメリット

以上のメリット・デメリットを踏まえ、ご自身の判断でお選びください。フルネームでも名前だけでも、愛着が湧く内容で作ることが大切です。

人気の彫刻名の統計データや、実印・銀行印・認印それぞれの注意点について、詳細は引き続き以下のコンテンツをご覧ください。

フルネームの印鑑サンプル

フルネームで作るのにおすすめのデザイン書体は、「篆書体」「吉相体」「流篆体」です。これらの書体は、印鑑の円全体を活かして、美しくバランスのとれたデザインが可能です。

篆書体と流篆体は品格ある字並びが特徴で、全体的にバランスがとりやすく上品な仕上がりになります。吉相体は、円全体を使って流線的でダイナミックなデザインが楽しめる点が魅力です。

姓 or 名前の印鑑サンプル

姓または名前を選ぶ際、縦書きか横書きかによって見栄えが異なります。印鑑の向きについては、ぜひ「印鑑の向きは縦書き？横書き？」のコンテンツもご参考にしてください。

実印の彫刻内容

実印登録する印鑑は、「住民基本台帳に記載されている姓名、姓または名で表されているもの」という規定があります。つまり、本名の「フルネーム」「苗字のみ」「名前のみ」のいずれかであれば問題ありません。

気を付けるべき点は、婚姻や離婚などで、姓が変わった場合、登録している印鑑と住民票の姓が異なり、印鑑登録は自動的に失効してしまうという点です。
失効した方た場合は、新しい印鑑を作って、改めて印鑑登録申請をする必要があります。登録印が「名前のみ」の場合は、引き続き同じ印鑑を使えます。

Sirusiの実印彫刻名統計データ

当店で実印を注文するお客様は、フルネームを選択する方が半数を超えています。

フルネームは文字数が多いため、苗字や名前のみよりもデザインが複雑で実印らしい仕上がりになります。

2021年1月～2021年6月までにSirusiで印鑑を作成された方の実印の彫刻内容の割合

実印の刻印内容に関する豆知識

実印の末尾には、「印」「之印」「章」「之章」という文字を付け加えることもできます。これらの文字は「〇〇～の印章である」という意味を持つ送り字で、印鑑登録も可能です。

送り字は、改行によって文字のバランスが取りにくい場合に、好みで付け加えられます。例えば、苗字が「勅使河原」、名前が「亮」の場合、「勅使河原・亮」で改行すると4文字・1文字とアンバランスになりがちですが、「勅使河原・亮之印」とすることでバランスが取れます。印面のバランスでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。