銀行印の書体

銀行印は、一般的に複雑な字体が好まれます。また、文字以外のモチーフ入りの印鑑を許可している銀行も多く、デザイン性のある書体や個性的な印鑑を選ぶ方も増えています。ぜひご自身の好みの書体で作成してみてください。

以下に、サンプルや選び方のポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

銀行印の書体見本

姓 or 名のみの銀行印書体サンプル

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フルネームの銀行印書体サンプル

銀行印の書体解説

野口 個人印 右横書き 篆書体
篆書体てんしょたい
おすすめ度

印鑑書体で最も歴史が古くフォーマルな書体。 日本円札に押されている“総裁之印”、“發券局長”が篆書体です。 紀元前の古代文字であることから判読が難しい複雑な文字です。

野口 個人印 右横書き 吉相体
吉相体きっそうたい
おすすめ度

篆書体をベースに文字と枠が接するように配置し、字画を流線的に八方に末広がりに作る書体。 デザイン性が優れた書体で、作り手の意匠が込められた緻密さが魅力です。

野口 個人印 右横書き 流篆体
流篆体りゅうてんたい
おすすめ度

篆書体をベースに、現代文字の解釈を加え、しなやかで繊細なイメージの書体。 細く端正な流線と空間を使った字体で構成しており、凛としたデザインとなっています。

野口 個人印 右横書き 古印体
古印体こいんたい
おすすめ度

字面に墨が溜まったような表現と、欠けや途切れが特徴の雅やかな味わいのある書体です。 認印が古印体で作られることが多く、一番身近な書体です。

野口 個人印 右横書き 隷書体
隷書体れいしょたい
おすすめ度

横に長いバランスで、波打つような筆運びが特徴の書体です。 二千年以上の歴史を持つ古代文字で、日本円札の千円や壱万円と書かれている文字が隷書体です。

銀行印書体の統計データ 

銀行印は自分の財産を管理する大切な印鑑です。
実印と同様に、偽造対策としてデザイン性に凝った書体が選ばれる傾向にあります。
統計では伝統的でフォーマルな「篆書体」が最も選ばれ、僅差で「吉相体」が選ばれています。
銀行印は比較的小さめのサイズに彫刻しますので、彫刻内容は苗字か名前のみで作られる割合が高いです。
(余談ですが、一部を除き、ほとんどの金融機関ではマークやイラスト入りの印鑑、グラフィカルな印鑑登録が可能です。)

書体別

野口 個人印 右横書き 流篆体 篆書体30.3%
野口 個人印 右横書き 吉相体 吉相体28.3%
野口 個人印 右横書き 流篆体 流篆体28.0%
野口 個人印 右横書き 古印体 古印体7.9%
野口 個人印 右横書き 隷書体 隷書体5.5%

彫刻内容別

高橋 個人印 右横書き 隷書体 苗字のみ49.6%
さくら 個人印 左横書き 隷書体 名前のみ39.6%
上田さくら 個人印 縦書き 隷書体 フルネーム10.8%

2021年1月~2021年6月までにSirusiで印鑑を作成された方の銀行印の彫刻内容の割合
(※印グラフィー等のデザイン書体は、上記の統計には含まれていません。)

銀行印のデザイン書体について

Sirusiでは、通常の印鑑書体だけでなく、モダンなタイポグラフィーを取り入れたデザイン書体でも銀行印を作成できます。

デザイン銀行印ラインナップ

※デザイン書体は一部地域の銀行・信用金庫によっては登録できない場合があります。あらかじめ登録予定の金融機関に確認をしてください。

銀行印書体の選び方

銀行印登録するとき、書体に関するルールは存在しません。どんな字体であっても登録可能です。

以下は書体を選ぶときの判断材料になるよう、各印鑑書体が与えるイメージや、印鑑書体の可読性をまとめました。参考程度にご利用ください。

各銀行印書体が与える印象

※画像内の彫刻名は「野口」または「野口英世」です

やわらかい・親しみやすい(曲線的)

銀行印書体の可読性

銀行印は偽造対策への意識から、読みにくく複雑なデザインでの作成が人気です。

デザイン書体の可読性

※画像内の彫刻名は「野口」または「野口英世」です